2020/11/10

コロナ禍の新たな生活様式 車中泊ホームレスという選択をした男性は幸せなのか?

新型コロナウイルスによる打撃は各個人によって大きく異なっていますが、多かれ少なかれ影響があり、現在はその回復に向かって世界の人々が努力しています。

今回はこの影響を大きく受けたものの、ポジティブに活躍する男性を紹介します。

 

 

 

 

基本情報

 

波乗りよーへいさんは関東でお仕事をされていましたが、新型コロナウイルスの影響により失職。

住居を失ってしまい、現在は自家用車を住居替わりに利用して生活しておられますが、この事態をポジティブに捉えて様々な活動を行っておられます。

 

今しかできない・あえての「車中泊ホームレス」

 もともと、「家」という存在に違和感を覚えていたというよーへいさん。ある一定の場所に帰らなければならず、家賃などを固定で支払う義務があるような場所の必要性に疑問を覚えていたと言います。また、車中泊で様々な場所に行くという事へのあこがれなどもあり、今回の失職が転機となって「車を家とする」という選択肢が浮かんだのです。

 

 年齢も24歳ということでまだまだ若く、今後の社会情勢がどうなるかも不透明な中で、「家」に縛られる生活を続けることが果たして本当に将来的に必要なのか。また、日本国内で住所なく仕事をするというのは困難ですから、仕事が無い今しか車中泊のあこがれを叶えることもできないと考えました。

 

 失職時には様々な選択肢がありました。アルバイトを探したり、生活保護や救済を求めたり、実家に帰ったり… その中でよーへいさんはこの選択肢をあえて選び、この春より車を家とする生活を始めるのです。

日本一周へ

 さすがに車中泊を続けると金銭的に苦しくなります。よーへいさんは6月より約3か月の間知人より紹介された仕事を行い、数十万円のお金を貯金する事に成功しました。

 車中泊のあこがれも達成し、このお金をもとにアパートなどの一室を借りて通常の生活に戻っても良かったのですが、さらなる野望が沸き上がってきます。日本を一周する ということです。

 

 よーへいさんは日本一周をたった数十万円を手に始めることになります。これに関して何か深い考えがあるわけでは無いようですが、コロナが終息した後には出来なことをやっておこうという思考が働いたのかもしれません。

 

 

多様な生活様式の推進をもっと。

 よーへいさんは、日本でもホームレスやヒッピーと言われる生活をしている人が「かっこいい」と思われるような認識になってほしいと考えています。

 よーへいさんが前述のような生活様式にかっこよさを感じているものの、日本国内でその生活をすることは困難であり、かつ通常の社会的地位を保つことが難しいことを課題視しているのです。

 

 たしかに日本では衣食住の確保や衛生というのは生活における最低条件のような認識があり、ホームレス・ヒッピーの生活様式を敬遠する思考があります。入浴や整髪を行わずナチュラルな生活様式を大切にする方や、あえて住居を持たない生活をされている方は、日本では社会的立場が弱いとされている傾向があります。

 よーへいさんは日本人が国内でこの生活様式を選択する事が難しい状況になっていると指摘しているのです。

 

 

 日本国外でホームレスの生活様式を取っている方の中には、ラッパーとして活動するなどして社会的地位を保っている方もおり、日本国内のように ホームレス=社会的地位が低い というわけではないのです。国によってはこのような方々向けの衛生施設が整備されていたり、支援が充実していたりする地域もあるようですが、日本では旅行者向けの格安施設も不十分と指摘されているようですので、まだまだこれからの対応が必要です。

 

 

コロナ禍で生活するということ

 

 新型コロナウイルス流行前であれば「車中泊ホームレス」など異端であるの一言に尽きたかもしれませんが、今であれば十分に容認できる生活様式であるかもしれません。よーへいさんは自身のYouTubeチャンネルで旅の様子や西成・あいりん地区のホームレスなどへ支援を行っている動画を公開されており、自身の生活様式を広く公開されています。

 

 今回のコラムのインタビューもオンラインシステムZOOMを利用して行いました。これも新型コロナウイルスの対応の一つです。様々な「当たり前」がいとも簡単に崩れてしまった今、いままで社会に変化を求めてきた人や社会に容認されたいと思ってきた方々が、より簡単に認められる世界になっていると感じます。


波乗りよーへいさん YouTubeチャンネル こちら

今回はオンライン会議システムZOOMを利用してインタビューを行いました。