1年間に13本もの舞台に出演する大学生⁉
当初声優を目指していたという松田さん。 大学入学後に舞台での芝居経験が声優に有利であるという話を先輩から教えてもらったことから、2回生の頃から声優への踏み台として舞台俳優を始めます。
はじめは大学内の演劇部活動が中心でしたが、2回生の夏にはじめて外部の舞台を経験します。
すると、舞台で照明を浴びて演技をすることへの気持ちよさに目覚めてしまい、声優への道などどうでもよくなってしまったといいます。
大学在学中の身でありながら、1年間に最大で13本もの芝居に出演するなど飛躍的に活動されました。同時に2~3本の舞台を掛け持ち、周りの方に迷惑をかける時もあったと言います。
同時期に稽古が重なると、どうしても出席できる時間が短くなってしまうために、松田さんがいるときは松田さんが出演されるシーンのみを練習するなどの配慮まで行われました。
ただ、松田さんは舞台への快感から、短期間で台本を覚える能力をいかんなく発揮し、これらをこなしていったのです。
1年間に13本という数字は素人にはピンと来ないかもしれませんが、舞台本番の稽古に要する時間などを考慮すれば基本的にはありえない数字と言ってよく、すべてがメインの役であったというのだから驚きです。
舞台の仕事以外にも大学生としての学生生活を両立していた松田さんのポテンシャルは想像を超えるものがあります。
文武両道ですべてにおいて起用な逸材。
若い頃から運動神経はよく、中学校ではバスケットボール部に所属。また、アニメ「ハイキュー!!」にハマってしまった松田さんは大学在学中に学外のバレーボールサークルに所属して汗を流すなどスポーツに励みます。
ダンスや筋トレも趣味として挙げられており、リアルアキバボーイズが流行していた頃、ブレイクダンスを見様見真似で始めるなど、ポップ・アニメ・パントマイムなど多くのジャンルにおいて独学で習得します。
ダンススクール等に通う方が多い中で、スクールに通わず一定のダンス能力を手に入れている松田さんの運動神経は素晴らしいものがあります。
体を動かすこと以外にも、軽音楽(バンド)の楽器はすべて演奏可能でピアノも弾くことができるそうで、その他にもハンドメイドを趣味としてやっていらっしゃいます。
演技の仕事をする上でピアス穴をあけるわけにはいかず、メンズのイヤリング販売が十分でないことから、自分で造ってしまえばよいのでは?という発想になったそうです。
このように手先も運動も、そして台本を覚える頭の能力も、すべてにおいて起用にこなす事ができるのが松田さんの魅力でもあります。
演劇とコロナ。今思うこと
現在は演劇から離れ、関西を中心にタレント活動を行っている松田さんですが、演劇について、稽古の密が心配だと話します。
本番の舞台では、お客さまとは一定の間隔がある中で舞台上で演技をするので感染リスクを心配する事が少ないと言いますが、
稽古中はそうとは行きません。
けっして広いとは言えない稽古場で多くの方が密閉された空間の中汗水をたらし努力をされるのです。
その稽古場での感染リスクも心配なのだと言います。
もちろん本番中の感染リスクが無いとは言いませんが、かといって配信にしてしまうと本番としての空気感や舞台に出ている時の快感が薄れてしまい、全力を出しずらくなってしまうのだそうです。
難しい問題ではありますが役者さんの理想の場はいつになれば戻るのでしょうか。
今後の活動は?
今後は、タレント、リポーター、イベントMC、そしてテレビ番組のひな壇タレントなど様々な場面で活躍できる「最強」になりたいと話して頂けました。
そのための基礎力として、発声やフリートークなど多くの練習を日々の生活の中でも意識するようにしているといい、今後の活躍に期待が高まります。
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