活動の内容は、もったいないものを集めて、集めたのもを使えるところに送るケース、換金できるものは換金するケースの2パターンがあります。
災害必需品は企業様から多く、一般のご家庭だと日用品が多い傾向です。年賀状や金属類は換金して活動費に当てています。書き損じた年賀状の寄付は、もったいないジャパンさんにとって大変ありがたいそう。
食品ロスについて国内外で活動しているもったいないジャパン。国内や一般家庭から送ってもらったものをスタッフ5名で次の団体に送っています。
もったいないジャパンさんは、元々別のNPO法人(セカンドボッカーチ?)をずっとやっていました。まだ読める本を回収し、別のNPO法人に送る活動をしていた中で、「他のものを寄付することができないか?」という需要があり、『もったいないジャパン』としての活動を開始しました。
活動当初はものを集めるのに必死でした。しかし、今では郵送のみで活動できるレベルに成長しました。
ネットが今のように便利になる前は、ビラを作って配る作業もあったといいます。この点は、活動当初の課題でした。
新型コロナウイルスによる影響で、衣類の持ち込みを禁止にしました。一方で、衣類の持ち込みを禁止にしたことで活動の規模が上がったという。
寄付が可能で持ち込まれる物の中には、ゴミになるものも多い…。ゴミになってしまうものが減ったことで、活動しやすくなりました。
海外への寄付は、国からの規制が強まり送りにくくなっています。しかし、海外での活動は広げて行きたいと思っています。
寄付をしてもらう点で内部体制がよくなったのも事実です。
寄付してもらったものを内部の人が確認し、次の寄付先に流す体制が整い始めました。
今後の方向性としては、海外の寄付先を増やしたいと思っています。文房具などを集めて寄付できる国に送りたいです。
ちなみに、日常生活で特にもったいないと思うのは食べ残しです。
私たちが寄付するにあたって気を付けるべき点としては、ホームページを見て寄付できるものかをしっかり確認してほしいと願っています。
例えば「水は寄付できますか?」と企業様からご依頼がありますが、水は寄付ができません。
まずは、ホームページから確認してそれでも分からない場合には、お問合せの段階を踏んでほしいと思っています。
食品に関しては、大量の寄付の場合に“賞味期限から3ヶ月前のもの”というルールがあります。こちらをしっかり守ってほしいと願っています。
活動内容の決め方は、SNSで目にしたものに関して寄付ができるかできないかを判断してホームページに付け足すようにしています。そのため、ホームページに掲載していなかった物資が1ヶ月後には掲載されていることも多々あります。
SNSにおいて、「〜をしてほしい」「〜があったらいいな」という声も届きます。
例えば、ぬいぐるみや人形は寄付をしていませんでした。しかし、児童養護施設では「ぬいぐるみや人形が必要です。」との声があり、ぬいぐるみや人形の寄付も始めました。
寄付する方々からの思いとして、「使わなくなってしまったものが他社に届くのは嬉しい!」との声があり、年齢や時間とともに使われなくなってしまったものが使いたい人に回っていく思いも受け取っています。
ランドセル、ベビー用品、子どもの頃使っていたサッカーシューズなどのスポーツ用品も寄付において喜ばれます。
今もったいないジャパンで必要としているものは、書き損じのハガキ、使用済みの切手、未使用のハガキ、未使用の切手、金券、外貨紙幣、外貨コイン、貴金属…等があります。
使用済みの切手に関しては、切手をマニアックに買われる方がいるため寄付金に変わるのだそう。
今後の方向性は、海外の寄付先を探そうと思っています。
イベントや具体的な活動においてはSNSまたはホームページでの確認をお願いいたします。
平田葵
兵庫県出身。ゴルフや野球等のスポーツおよびゲームに豊富な知識を持ち、姫路エリアのケーブルテレビ局やラジオ局で番組出演が多い。
コメントをお書きください